中小企業のホームページは、目的を明確にしてマネタイズしよう。

ホームページの目的 中小企業向けのWEBマーケティングコラム

ホームページの目的設定で大切なコト

ホームページを作る目的は、企業によって様々ですがマクロな視点から大きく分けると2つです。

ホームページを使って「マネタイズするか。マネタイズしないか。」

マネタイズしないホームページの多くの目的は、”会社の名刺がわり”です。

筆者は以前に、”会社の名刺がわり”のホームページを大量に制作していました。

その後「WEBマーケティング・コンサルタント会社」に転職したのですが、上司から。。

WEBコンサル<br>上司
WEBコンサル
上司

君が今まで作っていたのは、”会社の名刺がわり”のホームページでしょう。マネタイズするホームページはまったく別物だよ。

と言われて衝撃を受けました。

この上司が伝えたかったのは、ホームページの目的が「マネタイズするか。マネタイズしないか。」で全然違うということ。

”会社の名刺がわり”のホームページは、何かのキッカケで会社を知ってもらった人が「どんな会社なんだろう?」と気になって調べた時に必要だったりします。

事業内容・サービス、会社概要から規模感など。会社の情報を知ってもらうことができます。その時もしホームページが無ければ、

お客さん
お客さん

この会社、ホームページ無いんだ。

と少々蔑まれてしまうかも。

もう一方、”マネタイズするホームページ”は、種類も目的も多種多様。

下記は、ホームページ開設済企業を対象に「開設目的・用途」をアンケートしてまとめた表です。

対象:ホームページ開設企業商品等の紹介・宣伝定期的な情報の提供会社案内、人材募集申込や届出の受付電子公告、決算公告消費者の評価・意見の収集その他不詳
全体65.145.391.213.310.47.33.20.5
建設業52.841.493.511.1165.72.60.3
製造業72.540.7939.810.36.33.80.3
運輸業41.232.594.85.58.67.54.8
卸売・小売業73.851.489.412.511.892.2
金融・保険業83.879.295.558.756.721.48.8
サービス業・その他(計)6147.689.517.17.56.72.71
不動産業7756.686.223.518.415.74.63.2
サービス業、その他60.347.289.716.97.16.32.60.9

参照元:通信利用動向調査 / 平成27年通信利用動向調査 / 企業編

これを見ると「会社案内・人材募集」が目的のホームページが多いですね。しかし【金融・保険業】の箇所を見てみて下さい。

商品等の紹介・宣伝 / 定期的な情報の提供 / 申込や届出の受付と様々な用途でホームページを活用しています。

マネタイズの基本の”お金”を扱う業種だからでしょうか?ホームページをフル活用されていることがデータからわかりますね。

マネタイズ目的のホームページを詳しく解説

マネタイズ目的で作られたサイト(ホームページ)を具体的に考えてみましょう。

ECサイトの例が一番わかりやすいのですが、ホームページの目的はオンライン上で商品を直接購入してもらうことです。オンライン上にキャッシュポイントを設定して直接支払ってもらうモデルになります。

他にも、様々なマネタイズ目的のホームページがあります。

ホームページの目的と具体例
  • 営業ツール(例:ネット登録 → 新規顧客獲得)
  • 月額会員サービス(例:サブスクリプション)
  • 人材獲得(例:自社メデイアで採用・人材確保)
  • アーティストのファンサイト(例:アーティスト公式ファンサイト)
  • マッチングサイト(例:婚活サービス)
  • 占いサイト(例:課金制占い)

ホームページの目的が複雑に絡みながら、キャッシュポイントが複数設定されてるケースも多いです。こうしたケースはビジネスモデルの構築がとても上手です。

ホームページに注力している企業の多くは、こうしてマネタイズしてます。

世田谷区の店舗ビジネスしてる人にホームページ制作の特典で、ローカルメディアを作ったけど、 意外とこれがマネタイズできてきて、月額約6万円と、初期費用分で50万円くらい稼いでくれてる。 1年くらい継続して記事投稿。 ちなみに、これは全部外注で、30万円くらいで作ったので、再現性ありそう。

twitter

逆に言うと、ホームページを”会社の名刺がわり”で終わらせるのはあまりに勿体ない。そのホームページは収益を産む可能性を秘めてます。

しかしながら、ホームページのマネタイズは、各企業それぞれ力を入れているので競争相手が多く、簡単に成功するのは難しい。戦略が必要です。

ホームページの目的を明確にして戦略を考える。これが大切です。

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